「お酒・薬物をやめられない」
「パチンコをやめられない」
「過去に薬物をやめたが後遺症がある」
「薬物がないとやる気が出ない」


薬物依存症は、違法薬物、向精神薬、市販薬などの依存性のある薬物を継続的に使用することで、心身に異変が生じ、薬物使用への強い欲求(渇望)が自制できなくなる状態です。この状態では、様々な問題が生じているにもかかわらず、薬物使用を止められなくなります。
薬物依存同様、ギャンブル依存症は深刻な問題であり、日本では成人人口の4.8%、約536万人がギャンブル依存症者と推計されています。
薬物依存症/ギャンブルの特徴
- 誰でもなる可能性がある
- 意思や性格の問題ではない
- 脳の病気として認識されている
薬物依存症は、違法薬物だけでなく、処方薬や市販薬の誤った使用でも発生する可能性があります。
薬物依存症/ギャンブル依存の影響
薬物依存症は個人の健康だけでなく、以下のような広範囲な影響を及ぼします。
- 家族関係や友人関係の悪化
- 仕事や学業の継続困難
- 経済的問題(借金など)
- 違法薬物使用による刑罰
特に薬物依存症の後遺症は、身体的・精神的に深刻な影響を及ぼす可能性があります。主な後遺症には以下のようなものがあります。
精神的後遺症
- 幻覚や妄想:覚醒剤や大麻の使用後、長期間にわたって幻覚や妄想が続くことがあります。
- フラッシュバック:断薬後も、薬物使用時と同様の症状が突然再現されることがあります。
- 気分障害:不安感や激しい気分の変動、抑うつ状態などが生じる可能性があります。
- 認知機能の低下:記憶力の減退や集中力の低下が見られることがあります。
身体的後遺症
- 心血管系への影響:心臓の機能低下や急性心不全のリスクが高まります。
- 脳への影響:脳の萎縮や機能障害が起こる可能性があります。
- 肝機能・腎機能障害:特に有機溶剤の使用で起こりやすいです。
- 呼吸器障害:有機溶剤の吸引などによって引き起こされることがあります。
- 感染症:注射器の使い回しや不衛生な薬物使用により、肝炎ウイルスやHIV感染症によって、身体に様々な疾患を発症するリスクが高まります。
回復の可能性
薬物依存/ギャンブル依存からの回復には時間がかかり、身体、脳、心、人間関係の順に段階的に回復していきます。後遺症の中には慢性化・固定化すると完全に治すことが難しい場合もあるため、早期の専門的な治療が重要です。
薬物依存症/ギャンブル依存からの完全な回復は困難ですが、適切な支援を受けながら薬物使用を止め続けることで、回復は可能です。ただし、回復には長期間を要し、生涯にわたる努力が必要となります。
治療アプローチ
薬物依存症の治療には主に以下のアプローチがあります:
- 医療機関でのプログラム
- 当事者(回復者)によるプログラム
専門医療機関では、薬物療法、精神療法、認知行動療法などの専門プログラムを提供しています。
依存症の原因
依存症の原因は複雑で、以下の要因が関与していると考えられています:
- 遺伝的脆弱性
- 神経生物学的要素
- 条件づけと使用パターン
社会復帰と支援
薬物依存症/ギャンブル依存からの回復には、社会生活を送りながら専門病院への通院や自助グループへの参加を継続することが重要です。自助グループのミーティングは、回復を目指す人々が支え合う安全な場所であり、地域社会の理解と支援が必要です。
薬物依存症/ギャンブル依存の理解と適切な支援は、薬物乱用のない社会の実現に向けて重要な役割を果たします。症状が続く場合は、専門医に相談することが重要です。


