幻覚・妄想

「人がいないはずなのに声が聞こえる」

「嫌がらせをされている気がする」

「人に操られている」

「宇宙人と交信できるようになった」

統合失調症は、脳の働きの誤作動によって引き起こされる精神疾患で、思考や感情がまとまらなくなる症状を特徴とします。この病気は比較的一般的で、約100人に1人が発症する可能性があります。

主な症状

統合失調症の主な症状は以下の通りです:

  1. 陽性症状
    • 幻覚:実在しないものを知覚する。特に自分の悪口が聞こえる幻聴が多い。
    • 妄想:明らかに間違っている事柄を強く信じ込む。被害妄想(嫌がらせをされている)や関係妄想(テレビで放送されていることが自分と関連があると思い込む)などがある。
  2. 陰性症状
    • 意欲の低下
    • 感情表現の乏しさ
    • 無表情や空虚な表情
  3. 認知機能の障害
    • 思考や言動の混乱
    • 支離滅裂な会話
    • 応答の遅れ

原因と発症リスク

統合失調症の正確な原因は未だ解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています:

  • 脳内のドーパミン神経の過剰活動
  • 遺伝的要因
  • ストレスの蓄積

若年層での発症が多く、遺伝的要素とストレスなど複数の要因が合わさって症状が出現するとされています。

治療法

統合失調症の治療には主に以下の方法が用いられます

  1. 薬物療法
    • 抗精神病薬を用いて脳内のドーパミン神経の活動を抑制し、症状の改善を図る。
  2. 心理社会療法
    • カウンセリング
    • 精神科デイケアでのソーシャルスキルトレーニング
    • 病識を持てるようにするための疾患心理療法

治療の継続が重要で、症状が安定しても長期的な服薬と定期的な受診が必要です。

症状の程度や表れ方は個人差が大きいため、専門医による個別の診断と治療計画が必要となります。